ピストン動作で弁や排気ロを開く
模型飛行機としては翼幅89センチ、全長64センチ、全高19センチで、重さは133グラム。
翼面積8.3平方デシメートルの主翼には、10度の上半角が付いています。
空気エンジンは直立1気筒。
シリンダの内径10ミリ×行程7ミリから計算すると、行程体積は約0.55㏄になります。
(グローエンジン並みにインチで表すと、呼び体積は「033」)。
透明な樹脂製で、ピストンやクランク、弁などの動きが外からよく見えて面白いです。
直結のプロペラ直径は165ミリ。
空気タンクからの圧縮空気はシリンダ頂部に導かれますが、ここには直径三ミリメートルほどの小さなゴムの止め弁があります。
この止め弁は、ピストン上部に突き出た棒が間欠的に押し上げて開きます。
TDC(上死点)での最大揚程は2ミリほど。
膨張する空気の圧力がまず加わるのは、ピストンヘッドの凸部です。
この凸部は軟質ゴムのダイヤフラム中央穴から上へ慣性によって押し上げられ、次には空気圧力で押し下げられて動力を発生します。
ピストンがLDC(下死点)のほうに下降する途中、シリンダ側面の穴から排気を外へ出す構造になっています。
このあたりのやり方は、2サイクルのガソリンエンジンを思わせるものがありますね。
排気口は3個で、水平方向に等角の配置。
空気タンクはやはり透明な樹脂成形品で、充気して内圧がかかるとパンパンに固くなります。
容積は約800㏄、最大圧力は7バールで安全弁が働くといいます。