無公害への注目と"ぜんまい"
燃料を燃やすエンジン類に比べて、電動プレーンのようなモーターを使う方式は環境を汚しません。
いわば無公害型の原動機です。
空気エンジンもその仲間ですが、移動用機械の領域にもこれらの方式は今後いっそう広がっていくことでしょう。
変わった原動力に、"ぜんまい"があります。
これは弾性体の中にひずみエネルギーを蓄える方法ですが、蓄積/放出の効率が極めていいですね。
信頼性が高いという特徴を持っており、密閉しておけば長時間その能力を保てます。
無公害性は優れています。
火災報知機の動力に"ぜんまい"を利用した例があるが適切でしょう。
火災のような非常事態では同時に停電が置きやすいし、平素の電池管理も万全は期し難いので、電気に頼ったシステムには不安がつきまといます。
模型の世界でも"ぜんまい"が注目されたことがあります。
第二次大戦中のことでした。
例えば柱時計から外した"ぜんまい"を推進用動力とする長さ61センチ、幅10センチ、重さ700グラムの高速艇の製作記事が出ていましたが、電動ボートよりも速かったそうです。
