天文の意味
当時は天交を読むことが、まさに国家の未来を読むことでした。
北極星、水星、木星、流星・・・・・・
大空を運行する星たちが語ったメッセージとは何だったのでしょうか?
さて、天文道は、中国で発達した占星術を移入した陰陽道の一分野です。
天文道の行なう占星術は、日夜天を観察してそこに表れた象徴を読み取ることです。
陰陽師の基本的なテキストの一つ霊日書天文志』は、天文を次のように定義します。
・・・昔、庖犠という者がいた。
(庖犠は)天の示す象徴を観て法則を察し、神明の徳を理解するようになり、天地の動きを類別した。
そこで、過去のことを記録して未来の事を予測するようになり、天下をとどこおりなく発展させることを務めとした。
『易経』にいう「天は象徴を示して吉凶を表し、聖人はこれに笠して象徴の意味を明らかにした」とは、天に表れた文様(天文)を観て変を示すことである・・・。
・・・ここでは、天文を天の主宰者たる天帝が地上を支配する代理人(天子)に示すメッセージといいます。